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第98回アカデミー賞国際長編映画賞フィリピン代表作品第78回カンヌ国際映画祭 カンヌ・プレミア部門正式出品

監督・脚本・撮影・編集 ラヴ・ディアス 『立ち去った女』第73回ヴェネチア国際映画祭 金獅子賞
英雄か救済か侵略か
映画『マゼラン』メインビジュアル — 帆を背に見上げるマゼラン(ガエル・ガルシア・ベルナル)
「息を呑むほど豊麗な瞬間の連続」Manohla Dargis, The New York Times/「歴史と魂の叙事詩」Josh Slater-Williams, IndieWire主演 ガエル・ガルシア・ベルナル 『モーターサイクル・ダイアリーズ』第62回ゴールデングローブ賞

怪物的映画作家が大航海史の原罪を圧倒的映像美で描く《未踏の160分》

2027年2月下旬よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開!

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現代フィリピン映画の巨匠ラヴ・ディアスが、ガエル・ガルシア・ベルナルを迎えて放つ、世界の縁をめぐる壮大な叙事詩——ついに日本公開。

1521年、スペインから来たマゼランの船団がその島に着いたとき、そこにはすでに国を守る者たちがいた。セブ島の族長フマボン、そして《伝説の英雄》として今なお語り継がれているマクタン島の族長ラプ=ラプ。このマゼラン上陸の神話を《未知なるものとの根源的で衝撃的な遭遇》として描き、教科書に書かれている《発見と探検の物語》に一石を投じたのは、植民地支配と権力の不条理を撃ちつづけてきた怪物的映画作家ラヴ・ディアス。この航海を《栄光の発見譚》ではなく、島に生きる者たちの側から、根源的で痛ましい遭遇として、圧倒的な映像美で描き出す。

主役には「モーターサイクル・ダイアリーズ」で若きチェ・ゲバラを鮮烈に演じた俳優ガエル・ガルシア・ベルナル、族長役にはフィリピンの国民的俳優ロニー・ラザロなど、国内外の名優が出演。また本作は第78回カンヌ国際映画祭に公式選出され、米アカデミー賞国際長編映画賞のフィリピン代表作品に選ばれたことでも話題となった。怪物的映画作家ラヴ・ディアスによる新たな苦悩の“五百年のスローフィルム”として歴史に新しい光を当てる。欧米が語り継いできた探検の物語への、五百年越しの返答である。

「ある臨死の体験を経た、不死をめぐる個人的な旅でもあった」
ラヴ・ディアス

Story

物語
小屋のなかで向き合う島の首長と遠征隊の一行椰子林に打ち倒され、積まれたアニト(精霊像)と島の人々

開拓という名のもと、ヨーロッパ諸国による植民地化が進んでいた16世紀。戦場の功績が認められたポルトガルの探検家フェルディナンド・マゼランは、マラッカの奴隷エンリケと船団を従え、スペイン王の命のもとに太平洋横断という史上初の航海に挑んでいた。

長引く過酷な船旅による衰弱や反乱の果て、徐々に精神が蝕まれてゆくマゼランと乗組員たちは、ようやくフィリピン・セブ島に辿り着く。そこでマゼランがキリスト教の聖なる幼子「サントニーニョ」像を授けたことで王の息子の病が治癒したという噂が広がり、歓迎と共に住民たちの洗礼が進んでゆく。愛妻ベアトリスへの望郷と未開地の征服という野心の狭間で葛藤するマゼラン。やがてこの地に対するマゼランの執念は島民の反乱を招き、権力への欲がもたらした帰結と向き合うことになる。

フィリピンの映画作家ラヴ・ディアス(『ノルテ、歴史の終わり』ほか)による、地球を覆う壮大な叙事詩。『マゼラン』は、フィリピンの植民地化を、未知なるものとの根源的で衝撃的な遭遇として——そしてヨーロッパが語り継いできた「発見」と「探検」の物語のラディカルな語り直しとして描き出す。

Director & Screenplay

監督・脚本

ラヴ・ディアス

1958年、フィリピン生まれ。現代フィリピン映画を代表する作家であり、しばしば数時間に及ぶ長尺と、静謐な長回しで知られる。『立ち去った女』(2016)でヴェネチア国際映画祭・金獅子賞、『昔のはじまり』(2014)でロカルノ国際映画祭・金豹賞、『痛ましき謎への子守唄』(2016)でベルリン国際映画祭・銀熊賞(アルフレッド・バウアー賞)に輝いた。

『ノルテ、歴史の終わり』(2013)はカンヌ国際映画祭「ある視点」部門に選出された。歴史と暴力、信仰と贖罪を主題に、フィリピンの記憶を映画の時間そのものとして刻みつづけてきた。『マゼラン』では、ガエル・ガルシア・ベルナルを迎え、その探究をさらに広い世界へと押し広げる。

監督について詳しく
ラヴ・ディアス監督

『マゼラン』にむけて

フィリピンの歴史を撮りつづけてきたディアスが、いま、その問いを世界規模へと押し広げる。『マゼラン』(2025)は、ガエル・ガルシア・ベルナルを主演に迎え、西洋とフィリピンの「最初の遭遇」を、栄光の航海譚としてではなく、植民地化の始まりとして見つめ直す。

本作はディアスにとって、ある臨死の体験を経た、不死をめぐる個人的な旅でもあったという。そして次作には、デュマ原作の『アマゾン』——監督初の英語作品——が控える。航海はまだ続いている。

「ラプ=ラプは私たちの歴史における偉大な英雄だ。だが……点と点をつないでいけば、この人物が極めて疑わしいことに気づくはずだ。」

— ラヴ・ディアス(プレスリリースより)

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Cast

キャスト

Credits & Data

作品情報

監督・脚本・撮影・編集:ラヴ・ディアス

出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、アンジェラ・アゼヴェード、アマド・アージェイ・バボン、ロニー・ラザロ、ヘイゼル・オレンシオ、トマス・アルヴェス、ボン・カブレラ、バティスト・パントー、ブロンティス・ホドロフスキー

プロデューサー:ジョアキン・サピーニョ、マルタ・アルヴェス、アルベルト・セラ、モンセ・トリオラ、ポール・ソリアーノ、マーク・ヴィクター

撮影:アルトゥール・トルト、ラヴ・ディアス

録音:エマニュエル・ボナ、セシル・ブバン

特殊効果:アルノー・シュレ

プロダクションデザイン:ラヴ・ディアス

美術:イサベル・ガルシア、アレン・アルゾラ

衣装デザイン:セリア・フェルナンデス、キム・ペレス

編集:アルトゥール・トルト、ラヴ・ディアス

共同プロデューサー:ホセ・アラヨン、ステファノ・チェンティーニ

製作:ROSA FILMES, ANDERGRAUN FILMS, BLACK CAP PICTURES, LIB FILMS

共同製作:EL VIAJE FILMS, VOLOS FILMS, TEN17P, ULTRAMARINA FILMES

助成:ICA-INSTITUTO DO CINEMA E DO AUDIOVISUAL / CNC-ICA FUND FOR FRENCH-PORTUGUESE CO-PRODUCTION / FATC-PORTUGUESE TOURISM FUND / ICAA-INSTITUTO DE LA CINEMATOGRAFIA Y DE LAS ARTES AUDIOVISUALES / GOBIERNO DE CANARIAS / CENTRE NATIONAL DU CINÉMA ET DE L'IMAGE ANIMÉE / AIDE AUX CINÉMAS DU MONDE – INSTITUT FRANÇAIS / AKP21

海外セールス:LUXBOX

字幕:林かんな

字幕協力:東京国際映画祭

題字:西村君子

配給・宣伝:サムワンズガーデン

映画祭・受賞:第55回ロッテルダム国際映画祭 正式出品 2026/第63回ニューヨーク映画祭 Main Slate 公式セレクション/第38回東京国際映画祭 ワールド・フォーカス 公式セレクション 2025/第50回トロント国際映画祭 Wavelengths部門 北米プレミア 2025/第78回カンヌ国際映画祭 プレミア部門 公式セレクション/第70回バリャドリッド映画祭 GOLDEN SPIKE 最高賞受賞 2025/第18回アジア太平洋映画賞 最優秀作品賞・撮影賞ノミネート/第42回ミュンヘン国際映画祭 CineMasters部門ノミネート 2025/第30回釜山国際映画祭 アイコンズ部門 正式出品 2025

評:「息を呑むほど豊麗な瞬間の連続」Manohla Dargis, The New York Times/「歴史と魂の叙事詩」Josh Slater-Williams, IndieWire

2025年|ポルトガル・スペイン・フィリピン・フランス・台湾|160分|言語:セブアノ語・ポルトガル語・スペイン語・フィリピノ語・フランス語|1.85:1|5.1ch|DCP|原題:Magalhães(英題:Magellan)

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